2026.05.22 記者会見を行いました
地域の成長には、製造業やサービス業のDX化を推進し、新しい産業の形を創り出していくことが不可欠です。その原動力となる「人」への投資は、今まさに取り組むべき大切なテーマです。
豊かな市民生活を実現し、持続可能な社会を築くためには、理工系(文理融合を含む)分野で女性がその才能を存分に発揮することが大きな鍵となります。
私たちは、女子生徒・学生が早い段階からこの分野に興味を持ち、将来にわたって学び続けられるよう、一貫した支援プログラムを通じて支援します。
誰もが能力を発揮し、多様な価値観を認め合いながら、
女性や若者が「帰りたい」新たに「住んでみたい」と思える
活気ある北陸の地域社会の実現
理工系女子の育成と女性リーダーの輩出を通じて、石川県、北陸地域のDEI推進に貢献する
教育現場や保護者に残る「女の子は理系に向かない」といったアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)による進路選択の制限を解消します。
2035年までに、石川県内の「理工系女子学生比率」および「女性管理職比率」をOECD平均値(自然科学分野52%、工学分野26%、女性管理職30〜40%超)まで引き上げることを目指します。
ビジョンとミッションを実現するため、以下の2つの活動を「STEAM Girls プログラム」として展開します。
対象
石川県内の理工系・工業高校・高専を目指す中学3年生、あるいは理工系コースを選択する高校1年生。
内容
返済不要の10万円を給付し、経済的・心理的な面から理系進路への挑戦を後押しします。
対象:
中学生、高校生、および大学生。
内容
【企業訪問ツアー】
実際の工場や研究所を見学し、理工系の仕事が社会でどのように役立っているか、理工系キャリアを地域の企業で実現しているロールモデルの女性達と交流し、将来のキャリア構築に役立てていただきます。
【大学キャンパス・研究室ツアー】
高専や理系大学を訪問し女性教員や女子学生との交流を通じ、進学後の学生生活を具体的にイメージできるよう支援します。(女子中学生、女子高校生対象)
*STEAMとは
Science(科学)Technology(技術)Engineering(工学 Art(芸術・リベラルアーツ)Mathematics(数学)の5つの頭文字を組み合わせた新しい教育概念で、AIなどの技術革新が進む時代に必要な知性のあり方として注目されており、さまざまな領域にまたがる社会課題を解決できる人材を育成することを目指すものです。
こんにちは、大砂雅子です。
Masako基金『STEAM Girls Program』は、私が提唱し、ほくりくみらい基金内に設立した冠基金です。北陸でのDEI推進を通じて、首都圏へ流出した若者や女性が戻りたくなるような、魅力ある地域創生を目指します。
ふるさと金沢に帰ってきて12年目。10代でふるさとを出て、首都圏や世界をぐるっと見てきました。ふるさとをもっと元気にするために、若者も女性も高齢者も障害者も、その能力を発揮しつつ、成長する産業創出と楽しく生活できる地域社会を実現しましょう。
ただ、保守的な意識が残る北陸では、女性が自己実現の難しさを感じて県外へ進学・就職する状況が続いています。
特に製造業が多い地域特性から、管理職には理工系の素養が求められることが多く、女性が候補者になりにくい。さらに女性ロールモデルが少ないため、理工系を選ぶ女子学生も増えにくく、企業側でもDEI施策が進みにくい構造になっています。加えて教育現場や保護者には「女の子は理系に向かない」などの偏った助言が残り、進路選択を狭めています。
多様な価値観を認め合い、帰って来たい、あるいは住んでみたい地域を作るのは、私たち自身なのです。
Masako基金代表
大砂 雅子
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◆大砂雅子 金沢市出身。早稲田大学大学院公共経営研究科修士課程修了(2005年)。1979年に日本貿易振興会(JETRO:現日本貿易振興機構)入会後、同シンガポールセンター次長、同ジェトロ・ソウル事務所所長を歴任。その後2014年より金沢工業大学情報フロンティア学部経営情報学科教授を経て、2017年より産学連携室教授(現任)。また、その他㈱北國銀行社外取締役監査等委員(2021年6月退任)、EIZO㈱社外取締役監査等委員(現任)、澁谷工業㈱社外取締役(現任) |
※順不同